思考の跡20

生きる

落ち葉を拾う仕事 カフェで料理を作る仕事 ビルの入り口で監視する仕事 クルマを運転する仕事 水を売る仕事 街でみかけるそんな仕事をする人の表情をみたり勝手にその仕事をする自分を想像することが好きで その瞬間だけは自分の人生などというあってないものを妄想している

気がつけば明るいこと言ってる曲を聴けるぐらいには”普通に”なってきたな 全く受け付けない時期を過ごしていたあの絶望感が薄れていくのは 時間があるからなのだろうが この安定など決して続かないことは前提として理解している

ムカつくことがあったら中指立てるんじゃなくて あぁ自分はこんなことでムカつくのか と気づかせてもらえたことに喜びを覚えて 指をもう一本立てて ピースにできるかどうか

人様の夢を叶えられるほど素晴らしい人間でも 他の人のために善いことが何かを判断して行動することができるほど賢い人間でもない ただ この最低限の機会、努力する機会、何かしらに向けて辛く苦しい想いをしながら生き続ける機会 それが無い人がいることが許せない

自由を求めて
掴んだいかなる自由も手放したくない

正気か?

と疑ってしまう

人生努力する環境と目標が何かあるのであれば

選択肢が少ない不自由さの中で寿命を迎えた方が幸せだと思うのだが

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