活動報告
現在126名の方から1,223,835INR（日本円で約1,840,592円）お預かりしております。
届け先の状況としては、下記の通りになります。
・ビハール州ブッダガヤ近郊の村にて私の最も親しい友人が990世帯約4,500人の方へ食料および食料を購入するための資金として、1家族1,000INR（約1,500円）を届けてくれています。まだ政府の支援（米・小麦の配給）が来ていない村も多く、その様なところへ届けてくれています。
資金と相談しつつですが、医療キャンプを週に1日開催しており、本日も実施しました。医師、医療スタッフの方に依頼し、1日2,000INR(3,000円）で来てもらい、100人弱の方へ医療を施しています。コロナに関わらず栄養不足、持病があり薬を飲んでいる方へ診察、薬を届けています。
・デリースラム SAKURA HOMEの水流さんのスタッフの方が約385世帯、2,000名の方に食料支援を実施いただきました。
・タミルナドゥ州での支援
70世帯約350名の方への食料支援として、ひと家族辺りひと月分2,000INR(約3,000円)を届けていただきました。
パッケージとしては、米、豆、油、卵、石鹸、マスク、ハンドサニタイザーなどを届けていただいています。
下記の代表Stanleyさんと共に活動させていただいております。
今後食料支援が落ち着いたら子供への教育支援もしていくとのことで現在スマートフォンもしくはタブレットの手配を進めています。
・オリッサ州での支援
現在下記団体代表のJacobさんと話つつ、食料支援は他団体との協働も含めてひと先ず状況は落ち着いており、これからを考えると教育にシフトしていきたく、外部環境がどの様に変化しても機会を無くさないようにオンライン教育体制プロジェクトを共に企画しております。
・現場の状況について
米と小麦のみという点を除けば政府からの支援の及ぶ範囲は徐々に増えており、”餓死”の危険性は無くなりつつあります。
未だ現場はロックダウン中で仕事に出られる人はほとんどおらず、収入ゼロ・貯蓄ゼロの状況は続いております。
健康な人への支援は緊急性を鑑みて後回しにしており、現在は政府の支援が届かない地域もしくは持病を抱えていて診察・薬が必要な方への支援をメインに活動しています。
・現場で活動している方からの声
食料支援に加え、仕事ができるようになったり、医療にアクセスできるようになったりすることが皆にとって大切だと思う。薬を飲んで症状が収まってとても喜んでいる人を観れるのはとても嬉しい。状況が落ち着いたら日本の支援していただいている方とお話できる機会が欲しいです。
・現場の支援を受けている方からの声（英語で友人が記載してくれている箇所はそのまま、下記に私がそれを訳したものを記載します。）
Jaggu manjhi is came for first treatment. We have recorded. He is saying that the medicine is very helpful for me and doctor is also very good. I belong from dalit cast. Please be continue for providing treatment.
ジャグさんは初めてこの医療キャンプに来ました。この時の（6/1）記録です。彼は、医者がとても良く、薬が助かると言っています。ダリットというカーストに属しています。ぜひ支援を続けて欲しいです。
・今後の支援について
緊急支援の目的としての”明日生きることができるか分からない人への支援”は落ち着きつつあります。支援を初めた当初の様に周囲の誰かが毎日亡くなる状況では亡くなってきています。今日私の知人が1人亡くなり、また他の友人の親戚が亡くなるというような事態は続いています。
ここまでの記載は事実で、現場の方と私とで今後何をすべきか話ていることも記載します。まずはこの様な”今後”のことを考えられる余裕がお互いできたことに少し安心感と希望を覚えています。今後いかなる外部環境の変化であれ緊急支援、そのための緊急寄付の募集を実施する必要が無いようにしていきたいと考えています。
そのためには前提としての自律・そのための仕組み創り・そのための支援が求められると考えています。その形・方法はまさに今整えだしており、今後大きく・早く活動していきます。
今この時間を、同じこの空、空間の下生きる仲間・友人・人が外部環境によって何もかもを諦めなくてもよいようにしていきます。それがどんなに壮大に思えても、私や現場で活動する人にとってはすぐ近くの身の回りの話であり、それはどこに住んでい待ても変わることがない事実です。
