思考の跡19

生きる

それにしても失意のどん底にあった方からも アナンドさんがこの賞に選ばれたぞ! って嬉しそうに連絡してきたことを考えると 社会的地位や名誉それ自体にも価値があるのかもしれないと期待してしまうなぁ

目の前の人間を殺さないと自分がそいつに殺される状況でどうするのか? 私は迷わず殺されるね それでその人の気が済んでほかの人間が被害に合わない可能性が少しでもあるならそんなに分かりやすく命の価値を感じることも無いだろうからね そんな簡単な話は妄想でしかないのだが

どこで誰といてどんなことを考えて何をしていても できれば元気で、そして健康でいて欲しいと思う気持ち それが愛なんでしょうか とすると愛には愛する主体は不要だということになってしまう むしろ主体の不完全さがそれを阻むことになる 客体になりきることなど不可能だから意識が大切なのだろう

ただ分かち合い、支え合う精神だけ広められればどれだけの課題が世の中から無くなっていくことか 誰にでもできるただそれだけのこと 何も難しくない でもそれを段々と難しいことにしてきたのもまた人類 もうオレは知らんぞっ人類なんて と言い放てないのが私の弱さ

もしもそれを勇気や覚悟などという言葉で形容するのであれば ビルから飛び降りること 過剰に薬を摂取すること 自らの血管を切ること それらに類する行為をするための勇気や覚悟などない臆病で逃げ回る勇気と覚悟の方がよほど持っていて欲しい その先に笑える時間があるなら本当にそれだけでいい

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