当たり前に英語を勉強すべきだ、TOEICで高い得点を取るべきだというようなことが言われているが、英語の勉強、TOEICで高い点を取る目的はどこにあるのかはあまり議論が行なわれていないように想う。
そこで英語を日常的に活用して仕事・生活をしている筆者から英語を使えることで最もベネフィットを感じることを記載する。
それは「勉強をするため」である。
例えばCourseraやAcumen Academyなど無料の勉強ツール、海外の論文などを読み・理解し、さらには発信することもできるようになる。
日本語でも当然学べることはネット上に多く存在しているが、英語が読めるようになることでその幅も深さも広がる。
例えば近年“やりたいことが無い”という人が多いように思えるが、そのやりたいことを探すために少しでも興味がある情報を日英ともに検索し、読んでいくと思わぬ発見があり、興味・関心が“やりたいこと”に繋がることもある。
そのためには当然英語学習の努力が必要だが、幸い日本の英語教育で重視しているリーディング力を高めることが求められるので、その土台はある程度できている人が多いように思う。
もちろん異国の方とコミュニケーションができることも大きな利点であり、旅行や仕事で異国に行った際に楽しんだり、活躍したりしやすくなるということもあるが、コロナ禍にあり、なかなか現地に入っていくことが難しい今、コミュニケーション手段以外の意味での英語の活用を重要視しても良いのかと思う。