貧困現場における女性の自立支援

社会を考える

インドの田舎において女性差別が激しい地域が存在する。大学に行っているが卒業後に結婚するため、希望しても仕事に就けない。外の村に男兄弟は行ったことがあるが女性は行ったことがない。小学校以降の教育を受けることなく過ごす。このような将来や外への希望が女性という理由だけで閉ざされている。

これだけではない。

ダウリーという風習から結婚する際に持参金を相手方の家に女性側の家族が払う。そのため女性が生まれた時に喜ばれない。女性というだけで産み分けと言われ、つまり殺されてしまうことがある。女性として産まれたことでその将来的な負担と売り先での違法労働から人身売買被害に会うこともある。とある地域では一人20万INRで子供が売られ、大都市で管理されながら物乞いをする時期をへて非合法の風俗店で働かされることも有名な話である。場合によってはドラッグ漬けにし、そこから逃げないように縛り付けられているという話も聞く。

女性というだけで生きるということも含めてあらゆる努力をする機会が、人権がない状況を決して許してはいけない。

私たちNPO法人結び手はそのような女性の自立支援をしている。プロジェクトとして具体的には家庭内で可能なブロックプリントペーパーバッグ作りや英語が話せる方はオンライン英会話、きのこ栽培、裁縫トレーニング等を実施し、支援している。

女性が外に出て一人働きにいくことは難しく、かつ貧困地域では極めてリテラシーが低く文字の読み書きもできないことも多いため、上記のように家庭内で実施でき、リテラシーが低くても出来る簡単な、かつ収益が見込める事業を実施する必要がある。

このような職業訓練を通じてスキルを手にし、所得を向上することで家庭内、コミュニティ内での地位を向上させ、自尊心を得て人間であれば当たり前に手にするべき生きる権利、最低限の努力をする機会を手にできるよう支援する。

このような活動をぜひ支援いただきたいと考えている。

寄付、ボランティア希望の方はNPO法人結び手代表福岡に気軽に連絡いただけると幸甚。

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